FXとコーチング

セルフメンタルコーチ

コーチングの父、トマス・レナード氏は、
「コーチングとは、最も欲しいゴールを明確にし、
自分一人では絶対に行くことができない速さで、
ゴールに向かうことを助ける事」と言っています。

コーチングの基礎

コーチングは、

「ほしい結果を、より早く、

より確実により効果的に実現する」

ことを可能にするツール(道具)です。

「個人や組織が、より効率的に、
ゴールを達成する助けとなること」が
コーチングの基礎です。

コーチングという言葉の由来は”馬車”です。
コーチ(Coach)には、四輪大型馬車、
長距離用バス、客車といった意味があり
「人を目的地まで運ぶ」という目的を達成
するために使われるツール(道具)
または手段を意味しています。

仕事や人生で言うと
「組織や個人のゴールを達成する」目的を、
実現するための手段がコーチングです。
コーチングを使うことにより、
自力で歩くよりも早く目的地まで到着する
ことができます。そして目的地まで連れて
行ってくれる人をコーチと呼びます。

コーチングですること

コーチングでは、「現状(現在地)とゴール
(目的地・望ましい状態・ほしい結果)を明確にし、
その間にある際(GAP)を埋める」
ために働きかけを行います。

差異(GAP)とは、クライアントに
とっての問題で、差異(GAP)が
大きいほど問題が大きいと考えます。

具体的には、次のようなステップで
行います。
ステップ1. 達成したいゴールを
確認する
ステップ2.現状の確認により、
ゴールと現状の差異を
発見する
ステップ3. 差異を埋めるための、
新しく始める行動や、
ほかの選択肢を見つける
ステップ4.ゴール達成のための
行動計画を作成する

コーチングでは先にゴールを明確に
するのが通常の流れですが、
ゴールがなかなか出てこない場合は、
現状での問題を先に確認することも
あります。そして、問題を
解決することをゴールとして
進めることができます。

ステップ1とステップ2を、具体的に
確認することで、
コーチングの精度が上がります。
「どうなればゴール達成なのか」を
相手が分かるようにすることで、
ゴールを達成したときに自分で認識でき、
また、「現状何に注力すればゴールを
達成できるのか」を相手が自分で
理解できるからです。

 

コーチング、ティーチング、コンサルティングの違い

最も大きな違いは、コーチングは
相手から答えを引き出すところです。
ティーチングやコンサルティングは、
相手の分野に熟知していないと、
取り組むことができませんが、
コーチングは適切な質問ができれば、
相手の分野に疎くても務めることが
できます。

コーチングは、適切な質問をする
ことで、相手から答えを
引き出します。
ティーチングは、相手に合わせて、
必要な答えや提案を伝えます。そして、
コンサルティングは、相手に合わせた
専門的な情報を集め、提案しながら、
相手と答えを決めていきます。

コーチングの2種類のアプローチ

コーチングには、主に次の2種類の
アプローチがあります。

●行動レベルのコーチング行動変容
能力アップ・環境改善に
フォーカスしたコーチング

●メンタルレベルのコーチング
メンタル面へのアプローチも
取り入れたコーチング

例えば、「新事業を成功させたい」
「強いチームを作りたい」
「あの人と良好な関係を作りたい」
と考え、より大きな成果を出したい、
現状を変えたいと望むなら、
今まで通りの行動では結果が出ません。
ここで重要なのが行動を変える
という事です。
具体的には、
「行動を変える、能力を変える、
スキルを身に着ける、環境を変える」
ことも含まれます。

行動レベルのコーチングは、次のように
行います。

・現状確認
・ゴールの明確化
・課題の発見
・新しい行動
・選択肢を作る
・リソースの発見、獲得
・能力向上、スキルの習得
・環境を変える、最適化する
・成果を妨げているマイナス要因の解消
・より高いパフォーマンスの実現
・ゴールへの道筋
(行動計画、ロードマップを作る)

行動レベルのコーチングに
「行動を妨げる、
マイナスの行動パターンを生み出す」
メンタル面
(ものの見方・とらえ方・感情・心理面)の
課題が出てきたときには、
それに対応できるメンタルレベルの
コーチングが必要です。

「結果を変えるために行動を変えよう」
としても、「行動を妨げたり、
パフォーマンスを落とす」
メンタル面のマイナス要因がある
場合には、
メンタルレベルのコーチングが必要です。

メンタルレベルのコーチングは、
次のように行います。

・行動レベルのコーチング
・ものの見方、考え方、
とらえ方の変化
・不安、恐れ、プレッシャーへの対応
・成果を妨げる、マイナスを生む心理的、
感情的な課題への対応
・ネガティブな思い込みを緩める、外す
・価値観と行動の一致
・成果を高めるセルフイメージの向上

アスリートが技術やフィジカル
だけでなく、メンタル面のコーチを
採用して、
「不安やプレッシャーへの対応を
身に着け、心を整え、
より高いパフォーマンスを発揮している」
という話はよく聞かれます。

FXとコーチング

結果を生み出す行動・判断・選択(決断)は、
「心の内側の状態」が影響しており、
プラスに作用すれば、
より高い成果を出せますし、
マイナスに作用すると、成果を妨げる、
マイナスを生み出す要因
となるという事です。

FXのトレードでは、
・お金が減る不安
・損切りにあってしまうのではないか
という不安
・大きな金額を扱っていることへの
恐怖
・荒い値動きに対する恐怖など
様々な不安、プレッシャー、恐怖と
隣り合わせです。
それらの感情は
「行動を妨げたり、
パフォーマンスを落とす」要因と
なります。
スポーツや事業などにおいて
そうであるようにFXにおいても、
そうした感情に対応するすべを
身に着けることが必要です。

 

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